マスクの装着では、人の表情が読み取れない~
当然の話ですが、マスクで口元を覆うと目以外の表情が見えません。
表情が分からい方がいいという方もいますが・・・
一般的には、表情で自分の感情が伝わった方がいいですよね。
特に、耳が不自由な方々は、唇の動きを読んで相手の話を理解しますが、マスクがあると全く読み取れません。
聾学校ではフェイスシールドが利用されています
聴覚障害のある児童生徒らにとって、口を覆うマスクだと話している相手の口の動きが分からず、コミュニケーションがうまくとれないことから、聾学校では登下校時はマスクを着用し、校内では教職員も含め全員がフェイスシールドを付けるようにしている。
「聴覚障害者は手話だけでなく口の動きを読む。マスク着用が必須のようなコロナ対策で、このような問題も起こっている現状を知ってほしい」
アメリカの女子高生が作ったマスク
新型コロナウイルスの影響で欧米などでもマスクをする習慣が急速に広がる中、アメリカの女子高生らが、耳が不自由な人たちに作った「特別なマスク」が広がりを見せています。
口の部分が透明になったマスクは、口の動きが見えるため、聴覚障害者の方も唇を見て、言葉を読むことができます。
ベルサイユ出身のアシュリー・ローレンスさん(21歳)は、米国ケンタッキー州にあるイースタンケンタッキー大学で、聴覚障害者に向けた教育について学んでいる。
新型コロナウイルスが流行する中、アシュリーさんはFacebookで自作のマスクを公開する友人たちを見て、多くの人がマスクを着けたら、聴覚障害者の人たちはどうするのだろうかと考えた。
アシュリーさんは、4月1日に、クラウドファンディングサイト『GoFundMe』 で材料費、輸送費をまかなうプロジェクトを立ち上げた。6月8日現在、3387ドルを超える支援が寄せられており、活動支援しています。
集まったお金の内、実費として使用されなかった分は、聴覚障害の子どもたちの家族を支援するNPO団体「HANDS & VOICES」に寄付されます。
また、人工内耳や補聴器を装着している人は、耳の後ろにマスクを掛けられないため、頭の後ろで結ぶマスクを試作中だそうです。
聴覚障害者のためにマスクをフェイスシールドにしましょう
国内外で、新型コロナの感染症対策として、マスクを付けるのは当たり前になりつつあります。
その中でも、聴覚障害者の方の事を考えて、マスクからフェイスシールドに変えることは簡単な対応です。
当面の間は、マスクを付けざるおえない状況が続きますので、検討の必要がありますね。
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